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瀧下 和之 個展

2019.11.1(Fri) - 11.9(Sat)

2019年11月1日(金)-11月9日(土)
休廊日:11月3日(日)
開廊時間 : 11:00-19:00

瀧下和之は1975年熊本県に生まれ、東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業後、同大学大学院では
中島千波研究室にて学んだ。2005年より画業に専念し2009年には自身初の画集を刊行、
若手日本人アーティストとして頭角を現す。
瀧下は日本のおとぎ話(fairy tale)に由来するモチーフを用いた作品シリーズ「桃太郎図」を代表とした、
日本人アーティストならではの感覚に基づいた作品を多く制作している。
桃太郎というおとぎ話は本来、桃太郎が動物たちを引き連れて鬼を退治しに向かうというストーリーであるが、
瀧下はそこに独自のエッセンスを加え異なる解釈を行う。瀧下のストーリーに桃太郎は登場しない。
その世界では鬼が主人公となり、あらゆる動物たち、敵も味方も、愛らしい鬼たちと共にダンスをしたり
宴会をしたりしている。そこに描かれる鬼に、邪悪なものは全く感じられない。日本において古来から語られ続け、
恐れられた鬼という存在にフォーカスし、そこに愛らしさを多分に加える。

鬼をメインモチーフにポップでユーモラスな作品を生み出し続ける瀧下和之。
今回の個展では人気の桃太郎図シリーズの屏風作品に加え、風神雷神モチーフの大作なども発表。
ギャラリー空間をにぎやかに彩る。

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