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Group Show "Monochrome"

2015.09.11(Fri) - 10.03(Fri)

河ノ 剛史

河ノ 剛史

久野 彩子

倉持 至宏

渡邊 光也

グループ展 Monochrome | 久野彩子 倉持至宏 渡邊光也 河ノ剛史
オープニングパーティー 9月11日(金) 6:00-8:00pm

ギャラリーアートコンポジションでは展覧会「MONOCHROME」を開催いたします。
カラフルな作品が並べられたグループ展「VIVID」に対し、「MONOCHROME」は河ノ剛史、久野彩子、倉持至宏、渡邊光也が作る白と黒の作品で構成されます。
今回公開される作品はただエレガントなだけではありません-2つの色合いの中でそれらの作品は人の心を悩ませ、黙示させ、魅了します。
そして見る人の深い部分に触れ、隠された感情もしくは無意識的な思考にたどり着くのです。

Gallery Art Composition

久野彩子
彼女の作品は、ロストワックス鋳造技法を用いたシルバーや真鍮、ブロンズのパーツで構成される。
それらのアウトラインは、彼女の主なインスピレーションの源である都会の混沌とした空間から得たものだ。
彼女にとって次々と変わりゆく都市の姿は魅惑的なものなのである。
混沌とした人間の思考を象徴するため、彼女は一つの作品の中で違うアングルから捕えた都市の風景を描写しており、それは彼女が愛する都市へのオマージュなのだ。

倉持至宏
彼は今回の展示では特別に、デジタルプリント(ジクレープリント)と銅版画という2つの異なる方法で表現された作品を発表する。
銅版画は彼に媒体の重要性を感じる経験を与えるものであり、デジタルプリントは「アーティストは作品の中に深い感情を表現しなければならない」という固定概念に対抗する手段である。
実際に彼はこれらの作品を通して、「感情や心すらデータ化される」私たちの社会について、彼の感情ではなく見解を伝えている。
彼のテーマの超現実的な様相は両方の技術で表現され、彼の独特な視点へと見る者を注視させるのだ。

渡邊光也
彼は「書くこと」と「描くこと」で形成される記号の世界へ見る人をいざなう。
鉛筆をリンクとして私たちの世界の象徴を描き、言葉であれモチーフであれ紙の上で共通の言語を形成し、また解体する。
彼の白と黒の作品は「通過儀礼」のようなものであり、本質がなく密に集まった記号のみが存在するというアーティストにとっての「現実」という迷宮を体感させるための装置である。

INSTALLATION - 河ノ剛史「Cognition Troubles」
"わたしは、テクノロジーの進化と、人間の能力との関係に関心があります。
<人が人であること>とは一体どういうことなのか。その関係や限界、差異を、作品を通して、リバースエンジニアリングすることで、人間の<本質>や<可能性/拡張性>について考察します。
今回は【認識】をテーマに、<視線誘導><ニューラルネット><フレームレート>などの手法や考え方を用いた、3つの作品を展示します。"

Artist HP:
Ayako KUNO

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