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髙仲 健一 展 "水豈不水山不山"

2016.10.30(Sun.) - 11.12(Sat.)

水豈水ならず山山ならざらんや

- 水が水でないはずはなく、山が山でないはずはない - 雪村友梅の詩の一節より

オープニング茶会:10月30日(日) 13:00~14:00 / 15:00~16:00 休廊日:11月3日(祝)・6日(日)

ギャラリーアートコンポジションでは、髙仲健一展「水豈不水山不山」(水豈水ならず山山ならざらんや)を開催いたします。
髙仲健一は千葉県大多喜町の山中にて創作を行っています。
厳しくも豊かな自然のなか十数匹の家畜と共に生活をし、インターネットをもたず、薪の火のみを熱源とし、その環境に身をおくことで彼の表現・創作はより深く独自の色を帯びていくのです。
彼の作品は漢籍など東洋の古典を要素的に含んだ作品や水墨画、その暮らしを反映したかのような陶芸作品など多岐にわたっています。
個展タイトルである「水豈不水山不山」は、「水が水でないはずはなく、山が山でないはずはない」という室町時代の雪村友梅の詩の一節です。
「人は己の弱さに見て見ぬふりをして、欲に振り回されるが由に富や名誉に引かれて憂患去らず、これを人の有情といいますが、それに比して、何があろうとあるがままの山水を無心と把えることが漢籍の世界ではままあります。」-「無心」という書を制作した彼は、この考えを茶の原点でもあると考えます。
本展覧会ではギャラリーに茶室を設け、彼の作品とともに空間を創り上げます。
また、彼の生活そのものを表した陶芸作品も数多くご高覧頂けます。髙仲健一の暮らしから生まれる数々の作品を是非お楽しみ下さい。

Artist Profile:
高仲健一

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