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中村 貴弥 展 "境界なき世界 -この地球を越えて-"

2013.12.06(Fri.) - 12.20(Fri.)

オープニングパーティー 12/6(金) 6:00-8:00pm
会期中無休 (土曜日,日曜日12:00 - 6:00 pm)

"境界という枠組みを越えていけるのが芸術の力である" 中村貴弥は明確なテーマを掲げ、制作を続けてきました。
京都造形芸術大学卒業後、師事する千住博氏のNYアトリエにて05~08年の3年間アシスタントを務め、帰国後2011年に同大学院を卒業し、現在まで個展、アートフェアをはじめ、精力的に活動を続けております。
この度は、1 年ぶりの東京での個展となります。
中村貴弥はこれまで「Infinity」シリーズと「境界なき世界」シリーズを行き交いながら制作を続けてきました。
思考やイメージを削ぎ落としていく手法で制作する「Infinity」、イメージや感情を膨らませて複数の要素を盛り込んだ「境界なき世界」、この2つのシリーズは対極でありながらも、どちらも制約を超えて時空的な感覚を捉える表現を貫いています。
今回の展示はギャラリー外窓にてこれまでの代表作である「Infinity」シリーズの「波 - 光 -」を鑑賞者の導入として展示し、ギャラリー内は150号などの大作による、鉱物が旅するように世界を転々としていくストーリーを通して、境界の無い世界を表現しています。
この企画は中村貴弥にとって本年の集大成であり、これから国際的に活躍するための大きなステップになる展覧会となることを期待しています。

Gallery Art Composition

この世界には、様々な境界が存在しています。
人の心の中にもそれは存在しているかもしれません。私はそんな境界線を取り払おうと制作を続けています。
今年はイメージを膨らませていくうちに自分自身が理解しきれないモチーフが頭の中に溢れ、作品にするかとても迷いました。
しかし出てくるイメージをそのまま画面にぶつけることで、自分が本当に描きたかった世界観が自然と現れてきました。

今回の個展では、鉱物が世界を旅する風景を描きました。
イメージや感情を膨らませ、様々な要素が混在した世界を通して、私が現代に必要と感じている事柄が体現できればと思っています。これからも浮かんでくるイメージを素直に受け止めて制作に取り組みたいと思います。

中村貴弥

Artist Profile:
Takaya NAKAMURA

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